医療でカバーできる範囲の拡大

医療でカバーできる範囲をもっと広げていく

たとえば、下半身不随で車イス生活になった場合、それを治すための劇的な薬というのは開発されていません。
下半身不随だけではなく、薬で治せない症状や病気はこの世の中にたくさんありますが、
そうなったら医療的なサポートをなるべく万全にしていき、少しでも健康な状態に近付けることが必要です。

 

昔は車イス生活になったらかなり生活の範囲は狭まってしまいましたが、今は決してそんなことはありません。
車イスに生活になっても車を運転することが可能ですし、スポーツを楽しむこともできます。

 

それらは、医療という観点からすれば少しズレているかもしれませんが、足が不自由でも精神的な生きがいを得るという心の治療につながりますので、
大きく考えればそれも医療の一部だと私は思います。

 

それを考えると、何も医療というのは直接的に症状や病気を治したりするだけが医療ではなく、
その状態を受け入れながらの生活をサポートするということも医療の一部だととらえることができます。

 

そうとらえれば、医療の範囲はもっと広がっていきますし、そのとらえかたによって救われる人々がたくさん現れます。

 

私も足を悪くして歩けなくなるかもしれない不安を抱いたことがあるからよくわかるのですが、
そういう状態というのは精神的にとてもナーバスになりますし、うつ状態になってしまうことも珍しくありません。

 

幸い何とか治療ができて私はその窮地を脱することができましたが、そのためには医療的なケアがやはり必要不可欠でした。

 

ですから、これからの医療はいかにしてそのカバーする範囲を広げていけるのか?ということが課題だと私は思います。
100%の健康状態は目指せなくても、少しでも100%の健康状態へ近づけていくような医療が、
体が不自由になった人の求める医療です。

 

薬でパッと治ってしまえばそれが1番良いのですが、そんな魔法の薬はそう存在するものではなく、
大概は長期的な医療行為によって少しずつ回復させていくことになります。

 

ですから、そのためには医療範囲の拡大が至上命題ですし、それができればもっと助けられる人が増えていくと私は思っています。

風邪をひいたら病院へ行きますか?
それとも市販の薬で何とかしますか?
忙しい現在人であれば大抵の方は病院に行かずドラッグストアなどで市販の薬で何とかしようと考えるかもしれません。

 

確かに一般に売られている薬でも高い効果が得られるものもありますし、薬局だけでなく、
ドラッグストアやスーパーの薬売り場にも薬の専門家、薬剤師さんも常駐していますので症状を伝えると、適切な薬を選んでもらえます。
インフルエンザなどの流感以外はほとんど市販の薬で対応できるかもしれません。

 

しかし時には市販の薬では対応しきれないものもあります。
例えば「咳き込み」咳止めなる薬は確かに数多く存在します。時々「コホッコホッ」という「風邪かな?」
くらいの咳なら1,2日服用すればピタリと収まるぐらい「よく効く」ものもあります。

 

でも、厄介な咳き込みとして、夜寝るときだけ症状が現れるようなものもあります。
別に熱は出ませんし、起きている間はそんなに咳き込むこともありません。なのですぐに治ると思いすぐに病院に行かない方もおられるようです。

 

ところが1週間、2週間薬を服用しても症状は一向に改善されない、ということがあります。
どうしようもなくなって病院へ行って処方薬を服用すると、2,3日で治る、という体験をされた方もおられるはず。

 

やはり処方薬は市販の薬では使用されていない特別な成分が含まれているのでしょうか?実はそうでもありません。
薬の成分そのものは市販薬と大差ないのです。では何が違うのでしょうか。

 

市販薬は一般に「効きすぎない」ように成分が配合されています。
また、いろんな症状に対応できるようにもなっています。
例えば「咳」によく効きますが、併発しがちな「頭痛」にもある程度効く、といった具合にです。

 

それに対して処方薬は「咳」にだけ効果を絞って強めに働くように調合された薬を処方してもらえます。
また、その人の体重や症状の重さに対してちょうど良い塩梅で効くように調整した薬を処方してくれます。

 

量も治るまでのちょうど良い量を処方してくれます。
市販薬だと余ったり、足りなくなったりといった事も多々あります。
病院で処方してもらった薬にも保険が適応されますので、意外と市販薬を買うより安くつくこともあります。

病院に行くといつも思うのですが、医療で欠かせないのはコミュニケーションだということです。

 

病院は病気になって心配な患者が集まるところですが、そんな患者を診る医者にとっては普通のことです。
そうなると、どうしても医師側があまりコミュニケーションを取らなくなっていきます。
なぜならば、病気に関する説明がとても面倒になってくるからです。

 

もちろん、仕事ですから必要最低限言っておかなければならないことを、伝えておかなければならないことは話します。
ですが、それ以上のことは言わないのが普通です。そうなると、
不安のある患者は医者にどんどん質問をしてコミュニケーションを取ろうとします。

 

すると、その質問の答えだけは返しますが、答え以上のことは積極的に話そうとはしません。
もしかしたら医者の中にもコミュニケーションの得意な人と、そうでない人がいますから医者の性格面も影響しているかもしれませんが、
どちらかと言えばコミュニケーションを取らない医者のほうが多いような気が私はしています。

 

ただ、それだと結局家に帰ってから患者が不安に思ったり、自分の体の状態がわかったりしなかったりで、悶々とした日々を過ごしてしまいます。
それは、処方箋を出したときの薬についてもまったく同じことが言えます。

 

しかし、医者が多くを語らないのもわかります。いくら医療行為とは言え自分が知っている知識を患者にすべて伝えることは不可能です。
また、あまりにも詳しく伝えてしまうことで、逆に不安が増してしまう患者もいます。

 

それならば、知らぬが仏とばかりに言わないことも、患者の気持ちを安定させるためには必要です。

 

そういう面も含めて上手く患者と健康に関してコミュニケーションが取れれば良いのですが、
医療技術も求めて、コミュニケーション能力も求めてというのは、医者に対してちょっと負担をかけ過ぎていると思います。

 

もともと医者は、患者の健康状態についてそこまではっきりと言えない立場にあります。
ですから、そういうことをわかった上で、患者は医者とコミュニケーションをとっていかなければならないのです。

便秘は、便通の回数が少なくなり便が硬く、量も少ない症状をいいます。
便秘は定義と言うものは無く、便秘だと感じている方の場合2、3日に1回程度の排便しかないという事が多いようです。

 

そして、おなかの張りが気になったり、排便をしても少ないために残便感を感じていて、日々スッキリとしない不快感を感じて過ごしています。
健康な方の場合には、食事の後に排便をする事が多いです。

 

大腸は食事をする事で、活発に活動します。蠕動と言って、消化器官などがミミズのように推し進める運動をします。
便秘予防として、食後に必ず便意が無い場合でも、便器に座る事で排便したくなるものです。

 

習慣になる事で反射的に大腸の蠕動が活発になる事を促してみましょう。
また、便秘は筋力が弱い女性に多いですが、適度な運動で筋肉を鍛える事も大切です。

 

そして、水分補給も重要です。水分補給をする事で便を柔らかくして排便しやすくしましょう。

 

そして、食事も大切です。食物繊維を積極的に摂りましょう。
野菜、果物はもちろんですが、乳酸菌が豊富なヨーグルトなどの発酵食品も欠かせません。
これらの食事や運動をする事で、体調も整い生活習慣病予防にもなります。

 

そして、このような栄養や運動、生活を見直しても便秘が解消されないという場合いやその他に様々な症状が伴う場合には病気である可能性があります。
慢性的な便秘を抱えている方は、慣れのために見落してしまいがちです。
以下のような症状がみられる場合には早めに医療機関で受診してみましょう。

 

・嘔吐、熱がある
便秘症状とこのような症状がある場合には、腸閉塞の可能性があります。
・便の色が違う
便に血が混ざっている、赤いなどの場合には大腸ガンの可能性があります。
・便秘が長く続く
便秘解消のためのアレコレをしても、なかなか改善されない場合には、大腸ガン、大腸ポリープ、十二指腸のガンなどの可能性があります。
・黒っぽい下痢便が出る
黒っぽい便が出る場合は、病気の可能性があります。
黒っぽく、タール状の黒の場合タール便と呼ばれますが、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、食動脈瘤などの病気の可能性があります。

腎臓病と一言で言っても種類が多い病気で、症状も様々です。
腎臓病は、何かの原因によって起こる一次性腎臓病、高血圧などの他の病気から起きる二次性腎臓病があります。

 

また、腎臓病の場合には急性、慢性があり急性の場合には、治療を受ける事で治りやすいです。
しかし、慢性の場合にはスピードは遅いですが進行していき、腎臓の機能が損なわれるなどがあるため、体調管理がとても大切になります。

 

腎臓病になると糸球体の働きが悪くなります。
タンパク質など体の栄養として必要な成分が漏れたり、水分を濾す機能が悪くなる事で排泄するはずの余分な水分が排泄できないままになります。

 

水分が排泄できなくなると、体のむくみ、尿素、老廃物が体の中に溜まってしまいます。
この状態が続くと、体へ害があり尿毒症を招いてしまいます。

 

そして、腎臓病が進行してしまい機能しなくなると、尿毒症による様々な症状が現れます。
また、腎不全により器官、臓器への影響で命に関わることもあります。

 

腎臓病の末期には、血液をろ過することが出来ないために、
人工的に機械によって血液透析や腹膜によって行われる腹膜透析などが必要になってしまいます。

 

そして、血液透析はよく行われているのですが、血液を体の外へ出し、
透析の機器でろ過します。その後、体内へと血液を戻すという作業を行います。

 

血液透析をする時間は、年齢によってかかる時間は異なりますが、1
日ごとに数時間を要するため体力的にも精神的にも大変なものです。

 

そして、腎臓病は、病状が進行していてもなかなか自覚症状として現れないため、突然腎不全などになる方もいらっしゃいます。

 

現在は、慢性腎臓病という一つの呼び方によって統一され、重症度を1~5のステージで分類されています。
このステージによって治療をしたり、予防、進行させないようにするなどに努めるような仕組みとなっています。

 

そして、ここ30年間で日本の人工透析患者が8倍にも増えています。
この人工透析を受ける事になる原因の多くは、糖尿病からくる腎臓病や、高血圧、生活習慣病という場合が多いようです。

 

腎臓の機能も加齢とともに低下していくもので、年齢に合わせた食事、生活習慣の改善に努めましょう。

 

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